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この曲について、関東地方で1970年代後半に小中学生だった方には、何かしら思い出があるのではないでしょうか。私の場合には、小学校でフォークダンスに使われていた曲です。同様のケースが、東京出身の友人からも報告されていますので、どうやらこの頃、特定地域の義務教育課程において、広く使用されたと思われます。
レコードコレクションを始めてから、懐かしのレコードの1枚として70年代末に購入しました。けれどその時のジャケットは、ここにアップロードしたものとは異なり、オレンジ色系の背景にマケバの顔が大写しになったものです(オリジナルアルバム「パタ・パタ」のジャケットを流用したもののようです)。歌詞カードの内容も大きく異なり、70年代末流通盤にはダンスのステップ図解が含まれていました。やはり大々的にフォークダンス向けとして販売されたのだと思われます。通常中古盤でよく見かけるのはそちらのジャケットです。
歌詞は何語なのでしょうか? 少なくとも英語ではありません。一部英語のナレーションが含まれていますが、メインの部分は南アフリカの言語だと思われます。これを小学生に聴かせるとどうなると思いますか? そうです。 訳の分からない呪文のような、サビに出てくる「パタパータ」という部分しか聞き取れない、ヘンな曲に聞こえるのです。
そういう次第で、社会人になるまで、ミリアム・マケバという歌手と「パタ・パタ」という曲は、思い出のある色物くらいに考えていたのでした。
ところが、94年くらいになって、新たな出会いがありました。
「わたしは歌う—ミリアム・マケバ自伝」という本を見つけたのです。歌手の名前はばっちり記憶にありましたので、書店で見かけて手に取ってみました。「31 年間にわたる国外追放」「ひとりの女性のひたむきな半生の向こうに、アフリカの現代史が」などの惹句に驚きました。これはどうも、なまじ出会いが妙だったせいで、今まで全然意識していなかったけれど、「パタ・パタ」だけどころじゃない人だったんだ〜、と。
その後21世紀に入ってから中古で見つけたのが、今回アップロードした別ジャケットのシングルです。これは、当時出ていた「ミリアム・マケバ・ライブ」のジャケットを流用したものみたいです。ライナーノーツは中村とうようさん。この曲当時は、アフリカン・ロック、ということになっていたようです。日本発売はアメリカでヒットした後のことだそうですから、アメリカでは67年頃のヒットだったのでしょうか。
曲自体は、ピアノとアフリカン・パーカッションの軽快なテンポに乗せて「ヨハネスブルグあたりじゃ、みんなこの曲で朝まで踊るのよ、ゥワアッォ!」と歌ってるポップソングですが(笑)、何しろ声が見事なのですよ。さすがに(実は)アフリカを代表する女性歌手なだけのことはあるのでした。
マケバはCDも沢山出してますし、この曲しか知らなかった私が無知なだけなんですけど、今この瞬間、マケバのレコードって「パタ・パタ」しか持っていないんです。Amazonのユーザーレビューでも、長崎の方が「小学生の時のキャンプで聴いて、今まで探していた」というものがありました。実は密かに探している方がここにもおられるのではありませんか?
ここ1週間、レコミュニの中でちょこちょこと遊び始めているが、週末を迎えるにあたって思い切りダークな気分に突き落としてくれやがりましたのが、文化庁からの発表です。
著作権法改正要望のパブリックコメントを追跡する
http://publiccomment
文化庁が本日、マスコミに配布した報道発表資料
http://publiccomment
日本国内において、音楽文化の隆盛に寄与するとしか思えないレコミュニの誕生を追いかけるように、今度は国内音楽産業および音楽ファンを根絶やしにしたいとしか思えない文化庁の法律運用。
これからどうするか、何が起こるかは、少し冷静に考えてみたいと思います。
ので、今日はレコメンドお休みさせていただきます。
あ、今日初めて「星條旗萬歳」にダウンロード希望が一件入ってました。これをリクエストしてくれた人、ありがとう!
それから、昨日書いたばかりの「ニーチェストリート26」にも一件希望がありました。
抗生物質のおかげでようやく体調回復。やっと朦朧とした状態から抜け出せました。
さ、ちょろっと今日のレコメンド書こう、と、最初はDerek Baileyの「New Sights, Old Sound」取り上げようかと思ったら、数年前にCD化されてることを発見!ありゃ、知らなかった。INCUSレーベルのカタログには載ってるのに、通販で買えるところが見つからない・・・、
なんてことをやってたら次の国仲勝男に取りかかるまでに随分時間が掛かってしまった。
で書き始めると、この曲は個人史上大きなターニングポイントになっているため、なんかどんどん長くなってしまう・・・。おまけに8割方書いたところで操作ミスにより内容を飛ばしてしまう・・・(;_;)。泣きそうだったがやむなくもう一回結構違う内容で書き直してアップ。しまった。絶対これ画面スクロールが必要な長さだ。・・・ん?、ということは、ぼくの友人のレコメンド画面を占有しちゃってるってことか?!
これはいかんなあ・・・・。
今度からもうちょっと考えよ。
すみません>みなさま
それまでジャズに縁のなかった私は、このクァルテットとの出会いでジャズに開眼しました。まさに私の運命を変えた演奏であります。
以下、ライナーノーツを頼りに情報を抜粋してみます。
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1980年、西ドイツで行われたドナウェッシンゲン音楽祭にて、"日本ジャズの夕べ"と題された企画が実現した。企画したのは評論家でドイツ南西放送局・ジャズプロデューサーのヨアヒム・E・ベーレント。
ベーレントの最終選考を経て出演が決まったのは以下の3グループだった。
●梅津和時・原田依幸デュオ
●国仲勝男クァルテット
国仲勝男(b)/向井滋春(tb)/梅津和時(bcl,as)/小山彰太(ds)
●スリー・マスターズ
富樫雅彦/山本邦山/佐藤允彦
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実はこの時のドナウェッシンゲン音楽祭"日本ジャズの夕べ"は、ほぼ全編に近い内容がNHK-FMで放送されたんです。私が聴いたのはその時ですね。
当時私は高校生。中学生から洋楽を聴き始めて、ビートルズ、キッス、ツェッペリン、キング・クリムゾン、フランク・ザッパ、キンクス、ザ・フー、T・REXとまあさまざま雑食していた頃です。でもジャズはわかんなかった。どう聴けばいいのか分からなかったんですね。周りの友達に、「ジャズって何か聴いたことある?」って聞いても、うーん、ちょっとわかんないなあ・・・という会話で終わってしまいました。
でもプログレなんかをかじっていると、ジャズとか現代音楽とかに興味が向くんですよね、どうしても。だってライナーに書いてあるんだもん(笑)。でもこちらはジャズ自体がどういうものなのか分からないから、「ジャズの要素を取り入れ」って書かれても想像がつかないんですよね。
多分そんな時期だったので、どんな内容なのか分からないドナウェッシンゲン音楽祭2時間を丸々エアチェックしたのだと思います。現代音楽でもジャズでも、まあとにかく試しに聴いてみよっ、ってくらいの積もりで。そうしたらまあなんとなんと・・・。
冒頭がこの国仲勝男クァルテットの「ニーチェストリート26」でした。なんとなく暗い感じのテーマ、ちょっと不気味なバス・クラリネット、でもなんかカッコいい・・・・。ズンズンズンズン、と伝わってくる重みのあるビート。そしてなんと言っても国仲勝男の超超超絶ベース!
というか・・・おまえそれウッド・ベースやろ?、ウクレレとかマンドリンとかとちゃうねんで!!!、とツッコミ入れたくなるような、これ本当にベースですか???、っていう凄まじい演奏。これにはぶっとびまくりでした。中学生の頃、FMでスタジオ・ライブを聴いたスペース・サーカスの"リード・ベース"もびっくりでしたけど、驚きはこっちの方が大きかったかも知れません。
かなりフリー・ジャズでありつつも、テーマやソロの応酬などは分かりやすかったおかげで、ジャズ初心者の私でも聴けたのでしょう。そしてこのクァルテットを繰り返し聴いている内、ジャズの演奏をどんな風に聴けばいいのかがだんだん分かってきたのでした。
その後数年間、このエアチェックテープを大事に聴いてました。まさかレコードになっているなんて思いもしませんでした。
「あれ、レコードがあるよ〜。持ってるけど貸したまままだ戻ってきてないなあ」って教えてくれたのは、大学時代に知り合った打楽器奏者、のむら君でした。以来ず〜〜〜〜〜〜〜〜っと探していましたが、どうしてもレコードを見つけることが出来ませんでした。
ようやく中古LPを発掘できたのは、演奏に惚れ込んでから足かけ23年後、LPの存在を知ってからでも20年後。要するに昨年2003年です。現在までのところ、最も探し出すのに時間が掛かったレコードです。
その後国仲勝男さんは、山下洋輔さんとも一緒に演奏するようになります。この時も、惚れてる国仲さんがいたおかげで、すんなり山下洋輔の演奏にもなじめたのです。そこまで行っちゃうと、梅津さん、原田さんがいるから生活向上委員会大管弦楽団も聴けるし、そうなると、すぐコルトレーンでもマイルスでもサン・ラでも聴けちゃうようになっちゃった訳です。
全ての人に当てはまるはずは絶対ないのですが、私にとっては「国仲勝男なくしてジャズとの出会い無し!」でした。是非この凄まじい演奏をあなたにも耳にしていただきたいです。
1982年にNHK FMにて放送された、筒井康隆原作「ジャズ大名」のラジオドラマです。
放送時のキャストは・・・
出演:由利徹、佐藤B作、坂本朗、立川光貴、石田太郎 他
演奏者:向井滋春(tb)、中村誠一(cl)、筒井康隆(cl)、林栄一(fl)、小山彰太(ds) 他
これだけでも、ジャズファンならぐっと来るでしょうけれど、何より、このドラマの出来がいいのですよ。
「ジャズ大名」は岡本喜八監督で映画にもなっていますが、ラジオドラマの方が狂騒的で私は好きです。何より、「ジャズ大名」という曲の演奏としては、このラジオドラマの音源が一番楽しめるのではないでしょうか。山下洋輔のレコードにも同曲は収録されていますが、そちらはあくまでもジャズバンド形態での演奏です。しかしラジオドラマの中では、圧倒的に邦楽器の存在が大きいです。
鍋、釜、洗濯板など、ありあわせのものを楽器に次々演奏者が乱入してくるカオス描写はまさにここだけのもの。また一昼夜に渡り延々と続くセッションの狂騒状態が見事に再現されていると思います。
こうした放送音源がレコード化される確率は相当低いと思いますし、放送局でもどこまで音源が保存されているのか分かりません。このドラマは、山下ファンにとっても筒井ファンにとっても宝物になれる出来映えなので、是非ともレコミュニパワーで日の目を見させてあげたいと思います。
あらら、どうも調子が悪いと思ったら、炎症を起こしている箇所があったんですねえ。医者に行ったら抗生物質を出されてしまいました・・・・。
初期からあるらしき、レコミュニ自体に関して議論・検討するグループを見つけて参加。ホント考えてるとワクワクしてきりがないです。
知人が、某所でプログレ好きを集めてのセッションをやって遊んでいることを最近知り、参加したくてうずうず。と言ってももう楽器はどれもまともに演奏できないし、歌おうにも体がなまりまくってます。リハビリして間に合うかなあ・・・・。
「ヘブライの主題による序曲」はプロコフィエフの作品群の中でも、比較的親しまれている部類に入る。クラリネットによるユーモラスな主題や、5分程度で終わる手軽さのせいだろうか。しかし、ポピュラーな曲であることと、優れた演奏であることはまた別問題だ。多くの演奏が存在するにも関わらず、決定版と言えるような快演にはなかなか出会えない。
私は90年代初頭に、突然プロコフィエフ気違いになって作品を集めまくったことがあるのだが、このレコードはそうした時期に求めたもの。当時あまり録音が出ていなかった「Quintet」が収録されていたので、若干高価だったが、いかにも古そうな、ずっしり重く分厚い中古LPを買ってみたのだ。ジャケットもクラシックものにしてはオシャレだったし。そして実際に針を落としてみて衝撃に見舞われることとなる。
クラシックに無知な私は、ミトロプーロスという指揮者の名前さえ知らなかったのだが実は有名な人だった。演奏しているのは、オケの名前から判断すると、奨学金を取った有望な学生達らしい。
それにしても、ここに収められた演奏は本当に素晴らしい。A面を占める「五重奏曲(Quintet)」は、この曲の持つ背筋がぞくっとするような怪しさを見事に表現している。90年代後半以降、録音の少なかった「五重奏曲」もあちこちで取り上げられるようになったが、どれもキレイにまとまってはいるものの、別世界に連れて行かれるような怪しさは伝わってこない。
「ヘブライの主題による序曲」にいたっては、聴きながら、思わず笑いを堪えながらのた打ち回ってしまうくらいの絶妙なユーモア感覚が爆発している。このクラリネットを一度聴いてしまうと、他の「ヘブライ」演奏全てが物足りなくなってしまうのだ。
今回アップロードするにあたって、このレコードのことをネットで調べまくったのだが、とある中古屋のカタログに載っていた以外、当時の事情などは全く分からなかった。どういう経緯で学生オーケストラのような楽団をミトロプーロスが指揮することになったのか、またそうした演奏がデッカレコードから出されたのかなどが謎として残る。どなたか詳しい方がおられれば、是非とも情報をいただきたいと思う。
しかしこのところ、体調がずっと悪いのですよ。特に頭痛というか頭がぼおっとするというか、全然集中力がなくて全然仕事が進みません。困った・・・。
今日は一曲、秘蔵の一枚「星條旗萬歳」をレコメンドに上げました。こういうものを自由に紹介できるようになると、本当にレコミュニには誰も対抗できない、ってくらいの凄い遊び場になるんですけどね・・・。
私がレコミュニに期待していることの一つとして、今日はこの曲をご紹介させていただきたい。
「星條旗萬歳」・・・邦題は「星条旗よ永遠なれ」ですね。モンティ・パイソンのテーマ曲にも使われている「Liberty Bell」と同じく、ジョン・フィリップ・スーザ作曲の行進曲です。演奏しているのは中華民國の軍楽隊・・・だと思います。銀座のハンターで3枚500円コーナーの枚数埋めに買ったものです。ただ、これは我が家の家宝レコードの一枚になりました。
レコードのA面は国家とか陸軍軍歌とかで面白くはありませんでした。でそのB面に、空軍軍歌とか憲兵歌とかの間に「美國軍樂進行曲」というメドレーが入っていまして、有名なマーチを3曲ほど演奏しています。その最初が「星條旗萬歳」。
・・・これがですねえ、なんというか、録音時にリミッターかかりまくりみたいな物凄い録音。割れんばかりの管楽器の音に全体は歪みかけ、チューバは地の底から突き上げるように唸り、極めつけは、まるでシンセサイザーをレスリースピーカー通して演奏しているようなピッコロのユニゾンでしょう。そして脳髄を掻き混ぜるかのように、クライマックスに現れるワウフラッター!
これほどアツい行進曲の演奏は、全く他では耳にすることが出来ません。燃えています。唸りをあげています。血が燃えたぎります。スピリットにおいてはパンクです(<−ホントか?)。
「凄いから試しに買ってみてよ」とは口が裂けても言えないこうした音源を、なんとか多くの方に届ける方法はないものでしょうか?
試しに、とBBさんのリコメンドを頼りに、アルバムの中のこの曲を選んでダウンロードしてみました。
ちょっと驚き。ジャケットからは想像出来なかった、くつろいでいながらもしっとりしたジャジーな雰囲気&なめらかな質感のボーカル。これイイ! なんだこりゃ! こんな音が今のJ-POPにあったんだあ。すいません、邦楽の新譜って、ほとんど限られたアーティストの以外開拓していなかったので。ちょっとだけ反省。
全曲ダウンロードするかCD入手するかちょっと迷いましたが、定価2100円と安く感じられたので、CDで買うことにしました。
ソシアルネットワーキングサービス自体初めての参加なので、何をどう使っていけばいいのか自体が手探り。
とりあえず、関心のあるものをキーワードにコミュニティが出来上がっていくのだろう、と思いグループをざっと見てみる。
うーん、ヘルプにも「ダメ!」って書いてあるのに、レコードジャケットやアーティスト写真を使ってるグループが目立つなあ・・・。なんとなくそういうところは参加をためらう。
昔の友達数人に招待メールを送る。
もう20年以上会ってない人、みんなどうしてるかな?
何気なしにあちこち見ていたら、なんと小川美潮のレア音源があるじゃありませんか! これはびっくり。
You Need Me
http://recommuni
これが入手出来ただけでも、とりあえずレコミュニに参加出来て良かった。
イタリアのポップグループ、マティア・バザールのデビューは1976年でした。プログレファンの間では有名な、「J.E.T.」のメンバーを含んで結成されたこのグループは、女性ボーカリスト・アントネッラ・ルッジェーロをフロントに活動を開始。80年代には大幅にシンセサイザーを導入した、エレクトロ・ポップな路線へ。この頃日本では味の素AGFのコマーシャルに「哀愁のブルートレイン(Il Treno Blu)」が使われ一部で話題になりました。
Ti Sentoは、Matia Bazarのエレクトロポップ黄金期アルバム「Melancholia」からのシングルカットです。ベスト盤にも収録されている代表曲ですが、ここでご紹介するのは12インチシングル収録のロングバージョンです。
実はこの12インチ盤が元々の曲で、アルバムには短縮盤を入れたのでは・・・、と思えるほどに、この曲はこのロングバージョンが圧倒的に素晴らしいのです。
伸ばすために作った繰り返しなどはなく、アルバム収録バージョンに長大なイントロが加わったもの。神秘的なシンセから徐々にリズムが盛り上がり、遠くから歌声が聞こえてきて、ぐっと盛り上がったところでアルバム収録バージョンが始まるのですが、一度聴いてしまうとこれ以外の構成はどうにも物足りなくなるほどの完成度です。
仕事からの帰り道、誰を誘ってみようかといろいろ考える。思うに、コミュニティ全体はなるべく多様性に富んでいた方がいいだろうとの結論に達し、2周りくらい上の世代の方にも招待を送ってみる。
こうしてふと我が身を振り返ると、2周り以上したの世代との接点がないことに気づく。
これが年寄りというものか?
1曲くらいは試しに登録してみようと、まずは曲数の少ないシングル盤から始めてみた。ところがいきなりA面を登録したらB面を登録する方法が分からず挫折。結構寂しい。
ジャマイカ系イギリス女性シンガーソングライター、リンダ・ルイスの2002年リリース7インチシングル。このトラックはA面です。
リンダ・ルイスと言えば「ひばりの歌声」と賞される、1972年リリースのセカンドアルバム「Lark」が有名です。80年代前半に一度は活動を停止しましたが、95年に「Second Nature」でカムバック、翌96年にはなんと来日公演も行われました。97年「Whatever」、99年「Kiss Of Life」とリリースは続き、ますます持って往年の輝きを超えるほどの見事な復活を遂げたのです。
その後アルバムリリースはしばらくありませんが、イギリスではコンスタントにライブ活動を続けているようです。
この2002年に、ほとんど自主制作で出されたシングル曲は、アコースティック・ギター弾き語りにリンダのボーカルがダブルトラック、プラス若干のエレキギターという大変シンプルな曲です。しかしその歌声ときたら! 往年のひばりのさえずりに加えて90年代以降のグルーヴ感を漂わせた鳥肌ものの歌唱です。
一時期はオフィシャルサイト経由でも販売していたのですが、ある時点でなくなりました。小品ですが、才能のきらめきに圧倒される素晴らしい出来なので、ぜひ一度聴いてみて下さい。
Linda Lewis Official Site
待望のレコミュニ参加。今自分がもっとも期待している音楽配信サービスである。本当に遊べるようになるまでの道のりは長いと思うけれど、多分インターネットを使って音楽好きが遊ぶにはサイコーの場所になると予想している。
誰を誘おうか、
どんな曲をアップしようか、
と考えていると時間が経つのが感じられないほど楽しみだ。