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MAL Antenna - recommuni version2004/10 | ||||||
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ポップミュージックというのは本当に不思議だ。取り立てて演奏や歌が上手いわけでなくとも、時にこの上なくキラキラと輝く宝石を生み出してしまうのだから。Scarletの「Shine On Me Now」という曲はそんな宝石たちの中でも、透明感ときらめきに満ちた珠玉の1曲だ。
この曲も例によって、中古レコード屋のバーゲンコーナーから、なんの予備知識も無しに拾ってきたもの。お茶の水ディスクユニオンの新品特価コーナーで300円だった12インチシングルである。ジャケットが女性3人の写真だったので、もしかしたらいい感じのGirls Popかも、と感じたのかも知れない。ただそう見せて音はパンクやグランジということもあるので油断は出来ない。ジャケット裏には歌詞が掲載されており、読んでみると「すごくいい天気、とっても青い空、そして降り注ぐ日差し、私は微笑む」といった極めてシンプルな内容らしい。これでパンクということはなかろう。B面の曲は「Moonstruck」というタイトルで、これもロマンティックな作風を予想させる。
・・・と、今から考えると、きっとその程度の予想で購入したのだろうと思われる。
聴いてみるとこれが、もう物凄い拾い物だった。軽くエコーが掛かったアコースティックギターのカッティングが聞こえてきただけで、これは夢見る雰囲気をたたえたこの上なくさわやかな曲だ、という印象で心が一杯になる。優しいけれども軽く陰ってそれでいて伸びやかな女性ボーカルもいい。そしてそこに透き通った軽やかさとドリーミーな雰囲気を合わせ持った他の2人のコーラスが加わると、正に光が上から降り注いでくるかのような輝きを放つのだ。
3分に満たないこの曲を、今までに何百回繰り返し聴いただろうか。この3人組の情報を求めてあちこちネットを検索してみたが、同じレーベルからの12インチシングルを他に1枚通販で見つけられただけだった。同名の女性デュオも存在し、そちらは日本でもCDアルバムがリリースされていたりするのだが、どうやらこの3人組Scarletとは関係ないらしい。
(追記 2004.11.02)
見た目でも音でも別人だと思っていたデュオのScarletは、実は同じメンバーだったことが判明。2枚のシングルをHavenに残した後WEAと契約、その後メンバーが一人脱退してデュオになったとのこと。
Biographyを掲載している以下のファンサイトからの情報。
http://www
12シングルと同一内容のCDシングルも存在する。もしもこのジャケットを見かけたら、騙されたと思ってすぐにゲットすることをお勧めしたい。
というか、ダウンロード可能になったら、ここから落として聴いていただければそれでもいいのだが(笑)。