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2004年11月17日

Breath (don't let's talk about tomorrow)/Pere Ubu 

Pere Ubuというグループには特別に思い入れがあるので、なかなかレコメンドする曲を選ぶのが難しい。活動時期やアルバムによってかなり音は変化しており、それぞれの時期で別のバンドだと言ってもいいくらい印象は異なる。

結成は1975年に遡る。以来幾度ものメンバーチェンジあり、活動休止ありなどの様々を経て現在も活動中。

下記のサイトで、バイオグラフィーやディスコグラフィーが参照できる。

ubu projectx

http://ubuprojex.net/

さて、その上でAmazonあたりで検索していただくと分かるのだが、88年から93年までフォンタナレーベルからリリースされていた音源が現在全滅している。90年前後には、2枚ほど日本盤も発売されたことがあり、当時は初期音源がかなり入手困難な状態だった。一端はクリサリス時代の音源がCD化され、大部分のカタログが輸入盤店に揃ったり、初期音源のBOXセットが発売されたり、ということもあったのだが。

フォンタナ時代のUbuは、びっくりするほどポップな感覚をまとった曲をリリースしている。88年の「The Tenement Year」は"Return Of Avangarage"というステッカーが示していたように、かなりノイジーな面を多く含んだアルバムだったが、続く「Clooudland」「Worlds In Collision」はファンもびっくりのポップな曲が詰まっていた。もっともポップといっても、普通のポップスファンがうっかり聴いたらあっけにとられるだろう素っ頓狂な場面が多々あるのだけれど。続く「Story of My Life」では再び重厚な味わいを増していくことになる。

そんなこんなで、89年にリリースされた「Cloudland」のオープニングナンバー、「Breath」を今日はご紹介しよう。軽く聴き流している分には、多少変な歌い方をしているにせよ明るく爽やかな曲に思える。けれどじっくり耳を澄ませば、シンセサイザーは最初から最後まで呻くような引きつるような音響を放ち続けているし、ギターの音色はガレージっぽいし、ボーカルもころころ表情を変えつつ相変わらずのデビッド・トーマス節なのが分かる。

この曲は私の愛聴曲で、ちょっと落ち込んだ気分の時などに、妙に心の慰めになってくれている。

ただUbuの他の時期とはかなりかけ離れた音なので、Ubuを知らない方が「Breath」を聴いてから初期を聴くと、ちょっとたまげることになるかも知れない。

ジャケットは「Breath」の12インチシングル。「Breath」の他にアルバム未収録曲1曲とライブ音源2曲を収録している。

Ubuのシングルや12インチにはアルバム未収録音源が多いので、配信許諾が降りたら(ついでに聴きたいという方がおられればだが)徐々にアップロードしていきたい。

Breath (don't let's talk about tomorrow)/Pere Ubu
Posted By MAL 投稿日: 2004年11月17日 22時24分 更新日: 2004年11月17日 22時29分

うねりが見える・・・・ 

昨日「うねりが見える?」と書いたばかりだが、どうも本当に見えているような気がする・・・・。

レコメンドを書けばメッセージが飛び交い、雑談はゆるゆる続き、友人は来たりて、その上新たな交錯の前兆が押し寄せて来ている。

今月前半の絶不調も、それらと同期を取るように回復に向かっている。

ふしぎふしぎ。

Posted By MAL 投稿日: 2004年11月17日 18時18分 更新日: 2004年11月17日 18時18分

輪切りの私/はにわちゃん&はにわオールスターズ 

1984年、FM東京で放送されたと思われる、「はにわちゃん&はにわオールスターズ」のライブから。この、タイトル見ただけで笑っちゃう曲、はにわのスタジオ盤には収録されてないです。

もちろん歌っているのは小川美潮! 絶好調です。

スゲーカッコイイ<−>へろへろへろをまぜこぜにしたドラムス、飄々と鳴り響く横笛、そして元気&脳天気な美潮嬢の歌の合間に、坂田明の即興?ワケワカな合いの手が入ります。

歌詞も最高です。

あー!全てのはにわファンと共有したい!!!!!

なんとかしてくれ〜!!!!

輪切りの私/はにわちゃん&はにわオールスターズ
Posted By MAL 投稿日: 2004年11月17日 0時47分 更新日: 2004年11月17日 0時47分

水牛66/艾敬 

艾敬(アイ・ジン)という中国の歌手をご存じでしょうか? 香港返還を数年後に控えた1993年に、「我的1997(私の1997)」という曲でセンセーショナルに登場。日本へも何度か来ていて、雑誌のグラビアに載ったことも。来日コンサートは2〜3回。アルバムは4枚目までが日本でも発売されました。

ここにご紹介するのは、2003年にリリースされた5枚目のアルバム、現時点での最新作です。日本盤は残念ながらまだ発売されていないようです。

「水牛66」はアルバムの冒頭を飾る1曲。現在流通している大陸盤には3曲のビデオクリップを収録したVCDがついていて、この曲のビデオも存在します。

もともと艾敬の曲は、歌こそ中国語で歌われていますけれど、十分に欧米のロックなども知った上で作られているようです。「水牛66」はバンドサウンド自体はアメリカのフォークロック風ですが、歌は中国語ですしメロディ感覚も中国、でも全体としての印象はアメリカでも中国でもない、爽やかな哀愁に満ちた艾敬ならではのもの。

私はアジアンポップス全般には全く疎いです。ただ、艾敬がとっても好きなだけ。人からもらったチケットで日比谷の野音へ加藤登紀子のコンサートに行ったら、ちょうど艾敬がゲスト出演して、その歌う姿を見て一発でファンになりました。1stアルバムが、まだ小さなレーベルで輸入盤に解説を付けて売られていた頃のことです。

この最新作は実に素晴らしい出来なので、チャイニーズ・ポップスなんて聴いたこと無い、という方にも是非聴いて欲しいです。ジャケット写真には、付属ブックレットから何種類かの写真を挙げておきましたので、キュートな艾敬の姿も見てやって下さい(笑)。画像編集画面に行くと見られます。

艾敬オフィシャルサイト

http://www.aijing.com/

  一部は英語ですが、中国語が多く読めない部分多し・・・

★このアルバムが通販で買えるところ

YesAsia.com

http://global.yesasia.com/jp/PrdDept.aspx/pid-1002993330/aid-217/section-music/code-c/version-all/

オリエンタル・ムーン

http://www.chinesepops.com/index.html

多分他にもあるのでしょうけれど、すみません、私が知らないだけです、きっと。

水牛66/艾敬
Posted By MAL 投稿日: 2004年11月17日 0時19分 更新日: 2004年11月17日 1時38分