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「浜辺のアインシュタイン」。なんて魅惑的なタイトルなんでしょう。この2時間半に渡るオペラは、現代音楽作曲家フィリップ・グラスの最高傑作であると同時に、ミニマルミュージックを代表する作品の一つであると言えるでしょう。
「ミニマル・ミュージック」とは?
Art Words -現代美術キーワード
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オペラと銘打たれてはいても、通常の意味でのストーリーはありません。全編に渡って、アインシュタインに関係のあるさまざまな断片が、夢の記憶のように入れ替わり立ち現れてくる内容です。それでいて音も、舞台美術も、役者の動きも、朗読も、「One、Two、Three、Four」と「ド、レ、ミ、・・・」だけで歌われる歌も、全てが相まってとても印象的な時空を作り出しています。
フィリップ・グラス・アンサンブルの演奏は、様々なミニマル・ミュージックの中でも最もロックミュージックに近いところにいると思います。重厚な電気オルガンとコーラスが奔流のように押し寄せる音の固まりを受け止める体験は、結構ロックリスナーの嗜好には合うだろうと思えます。
「浜辺のアインシュタイン」は、1992年、天王洲アイル、アートスフィアのこけら落としで日本公演が行われたことがあります。このような極端な出し物が日本でも上演されたというのはなかなかスゴイことですね。3時間に渡ってノンストップで繰り広げられた舞台は、それは圧倒的でした。
その「アインシュタイン」から、ほぼ最後に当たる4幕3場「スペースシップ」をまずは聴いてみて下さい。出来るだけ大音量で。ほんの19分で終わります(笑)。めくるめく音の奔流を楽しんで下さい。運転に自信のある方は、是非夜の首都高速環状線あたりを走りながらフルボリュームで聴いてみて下さい。
とびます。
ここ数日、ようやく本格的に体調が上向いて来てくれたこともあり、連続でレコメンドが書けた。まあでも今日はちょっとお休みだなあ。月末のいろいろ雑事がまだ全部片づいていないし。
このところ古いSFをよく読んでいる。すっとばしてずっとあとの時代のものをよく読んでいたのだが、最近手に入りやすくなっているE・E・スミスのレンズマンシリーズとか、全集刊行中のキャプテン・フューチャーなど。
レコミュニの外の音楽配信も、このところ大分動きが活発になってきてるように感じる。今年度中には、配信許諾状況も大きく変わりそうな予感がする。
しかし、改正著作権法の施行まであと1ヶ月を切ってしまった。輸入レコードのことも心配だが、それ以上に業界の交渉が決裂した、書籍・雑誌に関する貸与権の成り行きが危ぶまれるなあ。