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MAL Antenna - recommuni version2004/10 | ||||||
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フランスにおけるプログレッシブ・ロック最初期から活躍する、カトリーヌ・リベイロの3rd、ALPES名義では2作目のアルバム、冒頭のタイトル曲。
パーカッシブなギズモみたいな、Cosmophone、Percuphoneという自作楽器を交えた演奏は、他のユーロプログレを見渡しても似たものがない個性的なものだが、それ以上に一度聴いたら忘れられないのがリベイロの歌声そのものだ。朗々と響く太い歌声と叫びを自在に操りながら繰り広げられる歌は、どうしようもなく心を揺さぶる力強さに満ちている。
私はリベイロの曲はほとんど全部好きだが、「Ame Debout」は特にいい曲だと思う。
60年代中頃にはポップス歌手だったこともあるらしいリベイロは、69年に「Catherine Ribeiro + 2Bis」でロックの世界に登場する。以来おおよそ年1作のペースで重厚で美しく、力強い作品を世に送り出してきている。いわゆるプログレッシブロックの範疇にぴったり当てはまるのは77年の7作目「Le Temps de l'autre」までか。プログレといっても、いわゆるシンフォニック系だけが好きなリスナーには決して受け入れられないだろうタイプの音楽かも知れない。「リベイロはちょっとツライ・・・」と白状する知人も多いから(笑)。
万人向けでないことは間違いない。
しかし一級の作品であることも保証する。