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MAL Antenna - recommuni version2005/1 | ||||||
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私自身は特に原田真二のファンという訳ではありません。ただ妹がファンでほとんどのレコードが家にあったので、なんとなく耳にはしていました。
そんな私でも、原田真二の曲の中で1曲は思い出深く、1曲は本当に好きなのです。思い出の曲はデビュー曲の「てぃーんず ぶるーす」、今でも大好きなのは「Teardrops」です。
1977年に「てぃーんず ぶるーす」でデビューした原田真二は新鮮でした。若い男性のピアノ弾き語りというのも珍しかったですし、ポップなメロディにも魅力を感じました。ただ、こちらも若い頃でしたので、甘いルックスとストレートにポジティブな彼の歌詞はなにやら気恥ずかしく、今ひとつしっくりしないところがあったのです。
その後、徐々にバンドがロックっぽさを増していっているらしいことは、妹が買ってくるレコードの音から、なんとなくは感じていました。しかし、はっとさせられたのは、深夜のTVで「Teardrops」のビデオクリップを見た時だったのです。
琴の音を思わせるシンセの東洋風旋律で幕を開けるこの曲。続くのは、明らかにニューウェーブ、テクノポップ通過後の音質なベースとドラムによるタイトなリズム。原田真二の歌も、軽くイコライジングされたような、微かにベールの掛かったような音質。音階を上下に跳ねるメロディで歌われる歌はちょっと催眠効果も感じられます。
曲タイトルは、歌詞のクライマックスにしか登場しないのもお見事。その後シングルを買って繰り返し聴いていますが、やっぱりこの曲はいいなあ。好きです。
というわけで、私が自分で所有している唯一の原田真二は「Teardrops」なのです。