a person powered by ototoy blog
MAL Antenna - recommuni version2004/11 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
28 | 29 | 30 | ||||
2004/12 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | |
2005/1 | ||||||
1 |
60年代末フォークジャンボリーの時代にデビュー、今も活発に活動を続ける唯一無二のシンガー、三上寛。四畳半フォークとは似ても似つかない、"怨歌"歌手&前衛詩人。
なかなかに作品数も多いので、初めて聴こうという方は、まずはURC時代の「ひらく夢などあるじゃなし」「BANG!」あたりをお勧めしたいところです。可能なら「1972-コンサートライブ零孤徒」も。ギターの弾き語りが既にパンクの先を行っているのが聴けます。
さて、ご紹介する「大感情」は、元々は東芝時代のシングル「なかなか」のB面として発表された曲です。しかしこの曲は、スタジオテイク・コーラス入りバージョンよりも、1989年に電視星組から2800円で発売されたビデオ「縄文の唄」に収められたギター弾き語りテイクの方がずっと凄みがあります。
三上寛の作品中最も感動的な一曲です。極めてシンプルながら、とてつもなく時空のスケールが大きい「大感情」。この曲や「負ける時もあるだろう」などを知らずに、「ひびけ電気釜!!」とか「なんてひどい唄なんだ」だけで三上寛を評価すると、ちょっと判断を誤っちゃうかも知れません。