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霧の万年床〜楠 均のBGM日記2007/3 | ||||||
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作家いしいしんじさん(以下敬称略)のトークショー&サイン会に行く。妻が絶対面白いからと言うので僕の分もチケットを取ってもらっていた。(後で、やー腰が抜けるほど面白かった、などと言われると腰が抜けるほど悔しいので。) いしいは(敬称略ってむつかしい)マグロで有名な三崎とお城のある松本に二股かけて住んでいらして、それぞれの町の殺風景な風景とか行きつけの汚い店とか、どこにでもいる猫とかつぶれた風呂屋とか、知り合いの酔っぱらいのおっちゃんとかその息子とかをスライドで見せてくれる。腰は抜けなかったがすごく面白い。後半は、新刊「みずうみ」に影響を与えたかもしれない(与えなかったかもしれない)書物からのでたらめ抜粋朗読。お客はランダムに配置されたページ群のコピーを渡されて、耳で聞きながら今どこを読んでいるのか目でも追う。さながら文字オリエンテーリング。僕は老眼が進んでいて全く追えない。息子は若さしか取り柄のない無学な阿呆者に過ぎないが、意外にも目ざとく追っていく。(日頃、いやーもー齢なんで、なんて卑屈な笑みを浮かべ頭かいているのは敵を欺くための作戦に過ぎないのだが、いやそのつもりだったのだが、実はそれが紛れようもない真実なのだと知らされているのだろうか。日々ちょっとずつ。) 天才バカボンやスヌーピーから聞いたこともないむつかしそうな本まで、無意味な羅列なのだけれど、面白い。あんなユルユルで無意味なライブをXNOXでもやってみたい。(もう十分にユルイんだろうか?) そういえば、しんじ(敬称略ってむつかしい)も大阪弁でしゃべる。大阪弁だからオモロイとは思わないけれど、ちょっと羨ましい。
コメント
> XNOXでもやってみたい
のんびり観てみたい。