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霧の万年床〜楠 均のBGM日記2007/3 | ||||||
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ジム・ケルトナーのように叩いてくれと言われたので、どれどれ参考にケルトナーの比較的新しいプレイを聴いてみるとナー。という訳でニール・ヤングのライブDVDを借りてくる。ケ氏はレノンやライ・クーダーのアルバムその他無数の有名レコードで叩いている超大物です。おおらか、しなやか、あたたか、やわらかの「らからか」尽くしなのに、ひねりのきいた小ワザもおいしくヘンタイのようでもある。(今回の僕への依頼もそういう「らからか」なイメージな訳です。)ところがヤング氏のアルバムに聞くケ氏のプレイは、ひねりとヘンタイという部分を残して後は別人のよう。うるさくて音が固い。類人猿としての進化の道のりを激しく逆行するかのようなヤ氏に対して、一騎打ちを挑む大型爬虫類のごとく暴れております。あるいは爬虫類らしい冷血なビートを顔色ひとつ変えずに刻んでおります。まるで「サンダ対ガイラ」。どうも資料の選択を誤ったようです。
誤解のないように言っておくと、そのようなケ氏のプレイも好きです。そして、もはやホモサピエンスには見えないヤ氏の最近の緩みきった音楽にも、抗いがたく引かれてしまいます。前世で何か弱みを握られていたのか。ついでに言えば「サンダ対ガイラ」は好きな映画でした。でもホ乳類対ハ虫類という図なら「フランケンシュタイン対地底怪獣・・・」あー、名前が思い出せない。
コメント
一応その2作は連作なんだよね!