a person powered by ototoy blog
霧の万年床〜楠 均のBGM日記2007/4 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | |||||
2007/5 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
ハマのランドマークに投網をかけに行く。さて、がっぽりいただくとするか。ほれっ、と網放る。と、見れば網に穴。しもた。冗談ではない。ジャンベの皮に穴があいてティッシュをのせて叩くとふうわり浮いた姿がクラゲみたいに優雅、かどうか確かめる余裕もなく、誰かに目撃される前にとりあえずガムテープで穴隠して録音にのぞむ。音なかなか決まらず、エンジニア氏首かしげながらマイクいじったり替えたり。世間話をしてガムテープに彼の注意がいかぬようにする。努めて何喰わぬ顔して何喰わぬ腹。ハラへった。カレーうどん食べる。こぎれいな店にこぎれいなカップル。カレーうどん、君も随分出世したものだな。うまそうにビール飲む人、小生意気。小生も小生頼む。ひどく酔う。
帰りがけに犬と散歩する人見る。こんなとこで、と思う。ランドマークが故郷だっていいじゃないか。海もあればビルもある。ラーメン博物館に美術館。そういえば去年見た「にほんガテン!」はおもしろかった。全部面白かったけどしりあがり寿が即興で描いたバカデカイ漫画は圧巻で、漫画の起源と現在的パワーを全身で味わう。それから藤井雷という人。 旅先からの絵手紙をひたすら横に連ね、会期中どんどん増えて行く。線の時間が蛇のようにうねっておった。この二人の作品が断然凝ってないというか、お金と時間がかかってないというか、執念が希薄というか、手軽というか手抜きというか。バケツが転んで中身がバシャーッとぶちまけられてアチャーッていうのと、浮かんでは消えていく運命にある日々の大迷案がズルズル引きずり出されて腸のように舞うアチョーッていうのと。
コメント
えーっ?すごいね。
ゴキブリを見てステルスを思い浮かべるようなもんだね。
ダブリン市民しか読んだことないです。
でもそう言われたらすごく読みたくなりました、フィネガンズ・ウェイク。