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霧の万年床〜楠 均のBGM日記2007/4 | ||||||
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甥を誘って昼ご飯。入学祝いだ何でも好きなものをお食べでも値段はよく見るようにもう子供じゃないんだからね。3歳の時満貫全席を平らげたという逸話の持ち主なので警戒するにこしたことはない。大学生らしくリーズナブルに振舞ってくれて助かった。洗練された都会のマナーと良識ある社会人としての心得を指南する。甥は公園の池がボートで埋まっているのを見て驚く。素直な子だ。水死者が絶えないんだよ、それを食って鯉があんなにデカくなってると教えてあげる。甥は若ハゲになるかもしれないと心配する。繊細な子だ。大丈夫君ならそれも似合うとハゲます。上京してまだ日が浅いというのに僕がまだ見たこともないパスモを既に所有している。頼もしい青年だ。日本の将来は明るい。
早い時間に「鶴の湯」に行く。番台のおばあちゃん(90歳)に日曜は中学生がただになると言われ、エエッと驚く。中学生のSに「父ちゃんもう3回目だよ、このやりとり」と言われ、エエッと更に大きな声で驚く。ああもう日本の将来は青年諸君に任せよう。老兵はただ湯につかるのみ。(しかし湯船には早くも先輩方が何人もいらっしゃって老を名乗るのは気が引ける)湯に仰向けになる。ここにはボートはいない。タイルに鯉が泳いでいる。天井を見る。広くて一面水色。高い窓から日が射している。湯気がゆっくり動いている。これが極楽か、と思う。
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