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「ポピュラー音楽を作る」ジェイソン・トインビー(みすず書房)という本を買った。学者じゃないからあくまで趣味。
アーティストの自伝やバイオ本を読むのは楽しいものだが、同時に「音楽業界ってどうなってるの?」みたいな話も興味深い。レコメンド書いてると「これも廃盤or入手困難かよ」とか「しかしなんでこのアーティスト売れないかね〜」とかいろいろ思ってしまうわけで、そうするとついつい何か説明がつかないもんだろうか、と思ってしまうんですな。
音楽学とか、ポピュラー音楽研究とかも面白いですよね。特に個人的にはポピュラー音楽と、クラシックに代表される芸術音楽と、民族音楽・伝承音楽は別のもののような気がするし、自分はなぜかポピュラーばっかり聴いてるし。で時々「しかし自分、どうしてこんなに音楽にカネ使うかね?」と自問しちゃう時もあるわけで、そうするとついこういう本に手が伸びちゃうんですね。
この本が面白そうなのは、商品を作るための業界において、アーティストの創造性ってどこでどう発揮されていると言えるのか?、というテーマがあるところ。反対に言えば、ポピュラー音楽の業界で、売れ方に関して無頓着なまま作品を作れる人がいるか?、ってことでもあるわけで。
すでにポピュラー音楽を山のように買い込んでいる自分がこういうことを考えるのは、一種自虐的な面白さがあるみたいです。
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